2人が本棚に入れています
本棚に追加
私はガタガタに震えながら、ハーブティーを飲んでいた。
そんな私を見て風の神は
「そんなに緊張しなくたって良いのに♪
リラックス~リラックス~」
と言ってくれた。
それでも震えるものは震えるもので、更にガタガタと震えてしまった。
そんな私に見飽きたのか
風の神は私の耳元で
「石の神のフレーっていう子、人間の女の子とお付き合いしてるそうね」
と囁かれた。
その瞬間、私は風の神に
「そ、その話し本当ですか!?」
と言いながら、勢いよく机に手を打ちながら立ち上がってしまった。
周囲の神々やその従者達の目線がコチラに注目してしまった。
私は照れながら手を横に振り椅子に座り直した。
それを見て何にもないと思ったのか各々、元の話や場所に戻っていった。
風の神はクスクス笑っていた。
「あ、あの~」
そう私が言うと
「どうして知ってるか?って聞きたいの?」
と言いながら真剣な眼差しで私を見ている。
私が正直に「はい」と答えると風の神は満足そうに笑顔で
「貴女の知りたいこと教えてあげる」
と言ってくれた。
最初のコメントを投稿しよう!