風の囁き

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私はガタガタに震えながら、ハーブティーを飲んでいた。 そんな私を見て風の神は 「そんなに緊張しなくたって良いのに♪ リラックス~リラックス~」 と言ってくれた。 それでも震えるものは震えるもので、更にガタガタと震えてしまった。 そんな私に見飽きたのか 風の神は私の耳元で 「石の神のフレーっていう子、人間の女の子とお付き合いしてるそうね」 と囁かれた。 その瞬間、私は風の神に 「そ、その話し本当ですか!?」 と言いながら、勢いよく机に手を打ちながら立ち上がってしまった。 周囲の神々やその従者達の目線がコチラに注目してしまった。 私は照れながら手を横に振り椅子に座り直した。 それを見て何にもないと思ったのか各々、元の話や場所に戻っていった。 風の神はクスクス笑っていた。 「あ、あの~」 そう私が言うと 「どうして知ってるか?って聞きたいの?」 と言いながら真剣な眼差しで私を見ている。 私が正直に「はい」と答えると風の神は満足そうに笑顔で 「貴女の知りたいこと教えてあげる」 と言ってくれた。
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