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陽子は知鶴の優しさに身も心も預け安寧の中にいる。 麻美の裏切りによってついた傷も癒えて、もうずっとこのまま知鶴と暮らしていけたらとそう思える程に。 「……ねえ、知鶴? ……私達このまま一緒にいれるよね?」 「………どうしたの?陽子? ……突然…何言い出すの?」 重くなりかけた瞼をゆっくり開きながら知鶴は陽子の頬にキスしながら聞き返していた。 「……ううん……ごめん…何でもない。」 「……ワタシはあんな…他の女と寝るような女とは違うわよ。」 声を荒げる事はなかったが知鶴は陽子の眼をしっかりと見据える。
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