口実は…もう、何でもいい…

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「ユノヒョン… まだ…怒ってた…?」 枕に頬を埋めた横顔… 拗ねたような上目遣いで僕に訊いた… 「…たっぷり絞られたんでしょ…?」 「…ぅん…」 「自業自得ですよ… 又…勝手にこんなことして… 誉めてもらえるとでも思ったんですか…?」 「…だって…ヒマだったから…」 「全く…あなたはいつも… 理由になってませんよ…お?」 「…でも…」 「確かに… ユノヒョンを憤らせる為の着火剤にはなりましたが…」 「うん…大成功…最近構ってくれなかったけど… 久々に…激しかったな…」 満足そうに遠くを見つめる黒い瞳… 上向きの睫毛が勿体無いくらい魅力的に瞬いた… 「はぁ…歪んでますね…? これじゃただの折檻じゃないですか…」 「…それでも… いいんだ…」 枕から持ち上げた頭をフルフルと揺らすと 枕に顔を埋め直し 「痛かったけど…痛くなかったぁ… みたいな…ぁあ…ぅあ…ユノ~~~~~っ…」 枕を抱きしめ盛大に足をバタつかせようとして… 「痛ぇっ…」 両手で腰を押さえ… それでも… 「………ユノ…んふ…」 その痛みさえも愛された余韻になるのですね… 「全く…思い出し悶えとか…勘弁してください…」 傷口に少し乱暴に軟膏を塗り込みパチンと叩いてやった。 「んぁっ…優しくしろよな…? 俺…これでも年上なんだから…」 枕から顔を持ち上げ肩越しに振り返り唇を尖らせた 「アヒル口で言われても説得力ありませんよ…お?」 でも… カワイイ… 「いいんですか…? こんな無防備な姿で そんな表情(かお)して…」 「フフ… チャンミン…男嫌いじゃん…?」 「ハイ…」 。
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