人はみな独りではないこと

変化とは日常の中に

「覚悟はしとったけど､､､容赦ないで、まったく…」
着いたらしい場所に下ろされ、私はすぐに男に蹴りを入れた
「無理矢理連れてこられたんだ、これくらい普通よね？」
せこいで、こんなときだけ女使うなんて…まぁええわ、それにしても思った以上に頭がええらしいな
「逃げんでええんか？」
こいつなに言ってんのと言う目で見ると、それを分かってたように笑われた
「あんたも分かってる通り、私が今から逃げたところで、あんたに捕まるのがおち。そんなことわざわざ言わせないでよね」
逃げ足は早い方だと思ってるけど、さすがにこいつには勝てないと理解していた
「ほな逃げる気がないんなら行こうか」
「逃げたいのは山々なんだけど…まぁいいや、どうせ今日はついてないんだから」