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「副長、山崎です」
少し棘のある声に、さっきのことを拗ねているのが手に取るように分かって、思わず声を押し殺して笑っていたら、頭を叩かれた
「あぁ、入ってくれ…なんだ?声だけじゃなくて、今日は一段と不機嫌だな」
「そないなことあらへん」
素っ気ない一言に首を傾げる中にいる男の人を見て、思わず声を出して笑う
「なっ!そないに笑うとこあらへんやろ、彩音」
「いや、だってススムの態度が、、、ヤバイ、お腹いたい」
ヒーヒー言いながら笑う私に、中の副長と言うひとは眉をひそめる
「おい山崎、誰だそいつ」
もう一度頭を叩かれた後、やっとしっかりとその男の人を見た
「俺が調べっとた長州の奴等に絡まれとったやつです。なかなか出来るので、連れて「ちょっと、今の言い分だとあいつらの話を聞いてたのはススムだってことか?」
そう質問するとススムはしれっと
「そういうことやな、運が悪かったな彩音」
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