変化とは日常の中に

7/22
前へ
/22ページ
次へ
「副長、山崎です」 少し棘のある声に、さっきのことを拗ねているのが手に取るように分かって、思わず声を押し殺して笑っていたら、頭を叩かれた 「あぁ、入ってくれ…なんだ?声だけじゃなくて、今日は一段と不機嫌だな」 「そないなことあらへん」 素っ気ない一言に首を傾げる中にいる男の人を見て、思わず声を出して笑う 「なっ!そないに笑うとこあらへんやろ、彩音」 「いや、だってススムの態度が、、、ヤバイ、お腹いたい」 ヒーヒー言いながら笑う私に、中の副長と言うひとは眉をひそめる 「おい山崎、誰だそいつ」 もう一度頭を叩かれた後、やっとしっかりとその男の人を見た 「俺が調べっとた長州の奴等に絡まれとったやつです。なかなか出来るので、連れて「ちょっと、今の言い分だとあいつらの話を聞いてたのはススムだってことか?」 そう質問するとススムはしれっと 「そういうことやな、運が悪かったな彩音」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加