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声糸/kaname
いつからか離れていた 遠すぎた君の手は
心すらも表しているようで 別れ際の
最後まで 嘘ついたりして僕を庇って
君は行ってしまうから
♪ 悲しみなんてとうに捨てたはずなのに
今更になって涙が止まらないんだよ
大切な君が行ってしまうなんて
やっぱり耐えられないから お願い待ってよ
無理して笑うなんてこと 不器用に君はやって
最後まで僕に心配かけて 出会った時の
あの鼓動と 似た高鳴りを残したまま
君は消えてしまうから
♪ 愛しさなんてもうなくなってたはずなのに
今更になって抱き締めてしまうんだよ
大事な君が行ってしまうなんて
そんなこと聞きたくもなかった
ホントは失いたくなくて でももう今更で
離さないようにと握った手は
いつの間にか遠くでもう手遅れで
♪ 悲しみなんてとうに捨てたはずなのに
今更になって涙が止まらないんだよ
離れた手をもう一度繋ぐように
僕は自分の声を紡いで糸を作るんだ
離れてても忘れないように
赤い赤い糸を紡ぐんだ
<fin>
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