詩集 L.C.ORCHESTRA

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HOWLING/kaname 夢を見すぎて 血走った目に映るのは あくまで現実の真っ暗な世界 吹き荒れる風は 小さな音でボクをなぞるから 生まれなければとか あの時こうしていればとか 今でもふと 思ってしまうから ♪ 乾いた喉からあげた悲鳴が たとえ風にかき消されても 闇の中で一瞬でも響けばいい Just HOWLING in the shadow. 君に触れた指が 小さく震えていたのは 悪魔と契約したちいさな代償 汚れたココロでも 何度も抱き合っていたい うめいたりあえいだり 小さくもだえたりして 自分のかけらを埋めるから ♪ 汚れた指先で何度も触れて たとえそれで消えてしまっても 闇の中に見出せれば良い なんど消えてもかまわない いつか届くように 闇の中で叫ぶから 届いたら君から僕を呼んで ♪ 乾いた喉からあげた悲鳴が たとえ風にかき消されても 闇の中で一瞬でも響けばいい Just HOWLING in the shadow. JUST HOWLING IN THE SHADOW.         fin
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