プロローグ

2/4
前へ
/10ページ
次へ
玲音 「はぁ…今日も疲れたな。」 この少女の名前は獅子野 玲音(ししの れお)。一般的な高校生。彼女には趣味があった。 玲音 「今日は晴れてたからな。 星がよく見えるかも。」 玲音は鳥居をくぐり抜け、階段を登る。帰り道にある神社で星を見る、それが彼女の趣味だ。 玲音 「やっぱり光が無い場所は星がよく見えるなぁ♪ 天秤座、乙女座…」 誰も居ない神社で星座を確認していく。 玲音 「そして…私の獅子座…」 そう呟いた瞬間である。空に浮かび上がる獅子座が他の星よりくっきりと見える。 玲音 「あれ…おかしいな……」 『見つけた…12星座の民…』 玲音 「え…今声が…… 熱っ…!」 熱さを感じた右手を見てみる。そこには見覚えがあるマークがあった。 玲音 「なに…これ…… 獅子座のシンボル…」 右手にハッキリと獅子座のシンボルマークが刻まれたのだ。玲音にはよく分からず、戸惑った。 しかし、気にしないことにした。偶然何かが獅子座のマークになっただけ。そう考えた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加