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玲音
「はぁ…今日も疲れたな。」
この少女の名前は獅子野 玲音(ししの れお)。一般的な高校生。彼女には趣味があった。
玲音
「今日は晴れてたからな。
星がよく見えるかも。」
玲音は鳥居をくぐり抜け、階段を登る。帰り道にある神社で星を見る、それが彼女の趣味だ。
玲音
「やっぱり光が無い場所は星がよく見えるなぁ♪
天秤座、乙女座…」
誰も居ない神社で星座を確認していく。
玲音
「そして…私の獅子座…」
そう呟いた瞬間である。空に浮かび上がる獅子座が他の星よりくっきりと見える。
玲音
「あれ…おかしいな……」
『見つけた…12星座の民…』
玲音
「え…今声が……
熱っ…!」
熱さを感じた右手を見てみる。そこには見覚えがあるマークがあった。
玲音
「なに…これ……
獅子座のシンボル…」
右手にハッキリと獅子座のシンボルマークが刻まれたのだ。玲音にはよく分からず、戸惑った。
しかし、気にしないことにした。偶然何かが獅子座のマークになっただけ。そう考えた。
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