プロローグ

4/4
前へ
/10ページ
次へ
蒼 「きゃー!おばけー!」 玲音 「やめて、私達は美味しくないよ!」 その空間から一人の女性が現れて、変わった形の日傘をさして、二人の目の前に来て、自己紹介を始めた。 紫 「私の名前は八雲 紫(やくも ゆかり)。お化けじゃなくて妖怪。それに貴女達を食べようとなんてしないわ。」 二人はポカンとしていた。急に出てきた女性は見た目は人間だ。明らかに人間だ。 そして派手な紫色が目立つ服でスタイルは抜群、妖艶な雰囲気が出ている。 そんな事を考えていたら、紫から話をきりだした。 紫 「単刀直入に言うわ。私達の世界を守ってほしいのよ。」 玲音 「意味が分からないわよ…」 紫 「説明してる時間が惜しいわ。 勿論拒否権はあるけど、私に着いてこなければ、別の奴に利用されると思うけど?」 蒼 「ど、どうしようか玲音…」 玲音 「この姉さんが困ってる、理由はそれだけだよ。 助けてあげる。」 紫はニコッと笑うと二人の足元の空間を裂いた。 紫 「お二人様、幻想郷にご案内♪」 玲音と蒼は空間に落ちていった。その間、叫んだり泣いたりしていたが、次に目を開けたときには別世界だった。彼女達の物語は今始まりを告げるのであった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加