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蒼
「きゃー!おばけー!」
玲音
「やめて、私達は美味しくないよ!」
その空間から一人の女性が現れて、変わった形の日傘をさして、二人の目の前に来て、自己紹介を始めた。
紫
「私の名前は八雲 紫(やくも ゆかり)。お化けじゃなくて妖怪。それに貴女達を食べようとなんてしないわ。」
二人はポカンとしていた。急に出てきた女性は見た目は人間だ。明らかに人間だ。
そして派手な紫色が目立つ服でスタイルは抜群、妖艶な雰囲気が出ている。
そんな事を考えていたら、紫から話をきりだした。
紫
「単刀直入に言うわ。私達の世界を守ってほしいのよ。」
玲音
「意味が分からないわよ…」
紫
「説明してる時間が惜しいわ。
勿論拒否権はあるけど、私に着いてこなければ、別の奴に利用されると思うけど?」
蒼
「ど、どうしようか玲音…」
玲音
「この姉さんが困ってる、理由はそれだけだよ。
助けてあげる。」
紫はニコッと笑うと二人の足元の空間を裂いた。
紫
「お二人様、幻想郷にご案内♪」
玲音と蒼は空間に落ちていった。その間、叫んだり泣いたりしていたが、次に目を開けたときには別世界だった。彼女達の物語は今始まりを告げるのであった。
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