第七十五話  平成30年最後のお話

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先月、11月20日過ぎに我が家の冷蔵庫から お仕事へと出て行った雪の神こと”雪ちゃん” 今年、どこにどれだけ降らせるかを 見定め一時帰宅(私は知りませんでした) そしてまさかの”寝坊” D本体 「雪…冷蔵庫ん中にまだ居るから 今日、暑かったのぉ~」 私 「げっ!雪ちゃん帰ってきてんの?」 D本体 「おぉ冷蔵庫ん中に入って寝とる」 私は冷蔵庫をノック… ”コンコンコン” 「雪ちゃぁ~ん起きなあかんよぉ~ 12月やのに25度超える夏日になっとるよぉ~」 雪 「えー私、寝すぎてた?」引き出し式の 冷凍庫の縁をつかんで目だけ出している”雪” 私 「12月観測史上初ってテレビで言うてるよ 早くお仕事行かんと…」 地蔵 「くぉらあぁーーーー雪ぃ! われも消されたいんかぁーーー! 七福神といいお前といい! 自分の仕事、ポコポコ忘れやがってぇー!」 私 「地蔵さん…そんなに怒りなや… 誰にだって失敗はあるやろ?」 雪ちゃんは地蔵さんを怖がって 冷凍庫から出てこれずに固まっています。 私 「雪ちゃん…大丈夫やから…早く行き!」 地蔵 「くぉらあぁーーー雪!待たんかい!」 私 「地蔵さんにも失敗はあるやろ? これ以上、雪ちゃん攻めるんやったら あの事、言うで!」
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