何処に行っても私は迷子

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千明が出た場所は研究所のようなところに出た 蝶々は嬉しそうに飛び回る、それを見て千明もつられて笑顔になる 「良かったね戻ってこられて、まぁ私は迷子のままだけど、、、」 苦笑いをしながら、蝶々を眺めていると一冊の本に蝶々が止まる、千明は釣られてその場所に向かいその本を手にする 「何これ、、、凄い技術、、私には到底無理な実験をこんなにも沢山、ありえない」 その本をパラパラと捲っていくと、千明が理解するのですら難しい研究がずらりと並んでいた 本に集中していると、その部屋のドアがギギっと音をたてて開いた 「あれまこんな所に迷子っスか?お嬢さん」
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