何処に行っても私は迷子

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それから12番隊の隊舎に向かうと一瞬にして囲まれた千明だったが、大人の対応ですぐにその空気に溶け込んでいた 「私が言えることじゃないですけど、みなさん個性的で面白い方々がいて楽しいですね」 楽しげに笑いながら隊士たちと話す千明を、ひよ里は遠目でみていたそしたらスッと横から人が現れ 「ありゃ千明さん、もう馴染んでるんですか?順応性が高いんスね」 「いきなり現れんなやハゲ、誰かさんに似て先の先まで考えてるようやで」 浦原はひよ里の隣に座りこみ、ひよ里を見上げるような形になった 「誰かさんってアタシのことですか?」 「あんた意外に誰がおんねん、とぼけた顔して次の手段を考えてる所がよう似とるわ」 ”へぇ~”と言いながら浦原は視線を千明に移した、その視線に気づいた千明はニコっと微笑んでまた話を真剣に聞きに入る ”確かに似てますね~何を考えてるのか先読みしにくいあの笑顔、、まぁアタシは無意識ですけどね” ある程度話終えた後、千明は浦原のもとへ向かった 「此処の技術は凄いですね!久しぶりに楽しいですよ」 嬉々として語る千明を見て浦原も自然と微笑む、”よっこらしょ”と言って立ち上がる浦原をジッと見つめる「何処かに行くんですか?」「えぇ、アナタにいろいろと説明しねいといけないらしいッスから、隊長室のほうへ」 そう言うとおもむろに千明の腕を取るとそっと引いた、その行動に少し驚いた千明だが微笑んだ
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