好きだから。

スタート

家に着いたらメールがきてた。
知らないメアド…。
《ヒロだよ！登録よろしく。》
ヒロだ。
どうしよ。なんて返信しよ。
まぁシンプルに…。
《はーい(*^^*)登録したよー。》
はぁ。関わらないって決めたばっかりなのにな。
でも止められない。
ブーブー…
あ。メールだ！
《ありがと。》
返事…。うんってやったら続かないから…恵里のことでも聞くか。
《うん！てゆうか恵里のどんなとこが好きなの～??笑》
《あいつさ中2のときに母親亡くしてんだよ。だからなんか守ってやりたくてさ。》
初めて知った。守ってやりたいとか同情じゃないのかな。
ちゃんと恋愛感情なのかな？
あたしも辛い過去とかあったら守ってくれるの？
ちょっとずるい。
でもしょうがないんだ…。
だってヒロは恵里の彼氏だし。
期待しちゃダメ。
早く忘れなきゃ。
《そっか！ラブラブだね～。じゃあバイバイ。》
もちろんメールしたい気持ちはある。でもこれ以上関わったらダメだってわかってるから。
早く新しい恋を探さなきゃ。