私は、26歳の結衣

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結衣『私、何から始めれば良いの?』 俊行『とにかく、MTの講習を受ける事だね』 結衣『バスの免許』 俊行『物事には順序があるそれが出来ないのであれば諦める事だね』 結衣『冷たい事言わないでよ』 俊行『やるもやらないのも貴女次第だよ』 結衣『やる。』 俊行『そう。頑張れよ』 結衣『頑張る。あっ、あのー』 俊行『何?』 結衣『あのー、シティバスって何処にありますか?』 俊行『はぁ』 結衣『教えてほしいんです』 俊行『じゃ、俺に付いて来な』 結衣『ありがとうございます』 俊行『・・・・』 結衣『あの~バス会社に勤めて何年目なんですか?』俊行『13年』 結衣『凄い』 俊行『凄い事なんてない。当たり前の事』 結衣『ますます惚れちゃいます』 歩いて15分 俊行『さっ、着いたぞ』 結衣の目の前に広がる無数のバス 結衣『うわぁ~凄い』 俊行の周りに人が集まって来た 淳『俊行』 俊行『あっ、淳』 淳『その子は?』 俊行『この子は、結衣って子』 淳『可愛いね。いくつ?』結衣『私は、26歳です』 俊行『この子バスの運転士になりたいんだって』 淳『へぇ~』 次々に会社から出てくる従業員 正光『宮崎さん』 俊行『的場さん』 五十嵐『宮崎さん 』 俊行『五十嵐さん』 丈晴『宮崎さん』 俊行『丈晴』 冨澤『宮崎さん何処に行ってたんすか?』 結衣は、驚いた 結衣『あー、あの人』 俊行『知ってるの?』 結衣は、深く頷いた 結衣『コクン』 俊行は、丈晴を呼んだ 俊行『おーい、丈晴』 丈晴『何、俊行?』 丈晴は、驚いた 丈晴『あー、いつかの』 結衣『ここの会社だったの』
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