1人が本棚に入れています
本棚に追加
結衣『私、何から始めれば良いの?』
俊行『とにかく、MTの講習を受ける事だね』
結衣『バスの免許』
俊行『物事には順序があるそれが出来ないのであれば諦める事だね』
結衣『冷たい事言わないでよ』
俊行『やるもやらないのも貴女次第だよ』
結衣『やる。』
俊行『そう。頑張れよ』
結衣『頑張る。あっ、あのー』
俊行『何?』
結衣『あのー、シティバスって何処にありますか?』
俊行『はぁ』
結衣『教えてほしいんです』
俊行『じゃ、俺に付いて来な』
結衣『ありがとうございます』
俊行『・・・・』
結衣『あの~バス会社に勤めて何年目なんですか?』俊行『13年』
結衣『凄い』
俊行『凄い事なんてない。当たり前の事』
結衣『ますます惚れちゃいます』
歩いて15分
俊行『さっ、着いたぞ』
結衣の目の前に広がる無数のバス
結衣『うわぁ~凄い』
俊行の周りに人が集まって来た
淳『俊行』
俊行『あっ、淳』
淳『その子は?』
俊行『この子は、結衣って子』
淳『可愛いね。いくつ?』結衣『私は、26歳です』
俊行『この子バスの運転士になりたいんだって』
淳『へぇ~』
次々に会社から出てくる従業員
正光『宮崎さん』
俊行『的場さん』
五十嵐『宮崎さん
』
俊行『五十嵐さん』
丈晴『宮崎さん』
俊行『丈晴』
冨澤『宮崎さん何処に行ってたんすか?』
結衣は、驚いた
結衣『あー、あの人』
俊行『知ってるの?』
結衣は、深く頷いた
結衣『コクン』
俊行は、丈晴を呼んだ
俊行『おーい、丈晴』
丈晴『何、俊行?』
丈晴は、驚いた
丈晴『あー、いつかの』
結衣『ここの会社だったの』
最初のコメントを投稿しよう!