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いきなりの告白に頭の中真っ白で何て言っていいのかわからない。
ヒロの事はもちろん好きだ。
でも、この好きは恋愛感情じゃなくて、友達としての好きという感情。
私は小さく深呼吸をして、ヒロの目を見つめた。
「ヒロの気持ちは嬉しい。ありがとね」
「う、うん」
「でも、私はヒロと付き合えない。ごめんなさい…本当に、ごめん」
フったのは私なのに、切なくなって泣きそうになる。
涙が流れないように必死で耐えた。
すると、ヒロは小さくふっと笑うと
「何でお前が泣きそうな顔すんだよ」
「ご、ごめん」
私は目にたまった涙をぬぐいとった。
ヒロの方が辛いのに…
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