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「おい、起きろよお前」
「ん、なに?」
「なに? じゃねーよ、まっさかコッチの世界でもお前に会うとは思わなかったぜぇ」
「あなた誰? それに此処は何処なの?」
「誰じゃねーよ、相変わらずぬるいなお前は
この髪の色に見覚えないのかよ?」
「白と黒のメッシュ… 白い…
えっ、もしかしてアラちゃんなの?」
「そう、正解だ そのアラちゃんってのやめてくれないかな
この世界での俺の名前はアランだ!」
「アランだって(笑) なんか変なの
なら私の事はお前ではなくてサロメと呼んでちょうだい
あ、なんでアラちゃ… アランは人間なの?」
「あぁ、それは よくわかんねぇけど死んだあと選べって言われて」
「誰に?」
「そんなのわかんねーよ、ただ生まれ変わるなら何になりたい?って聞かれて
それで、俺は人間って答えたんだ
そしたら、そいつが この世界で人の心を知りなさいと…
てか、おまっ、いやサロメは何できたんだ?」
「うーん、何だか、わたし死んじゃったみたいなの♪」
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