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「何でだろ、あの黒い変なの倒してもわたしのポイントは0のままなんだよね
倒し方が悪いのかなぁ
あ、誰か居る…」
「ううっ… 」
「大丈夫ですか? 凄いキズ…」
「おぉ、最後にこんな女神に会えるなんて私は幸せ者かも知れない
こんな私でも役にたてそうだ
お嬢さん、私が転生したら遠慮無く斬っておくれ」
「え、何ですか転生とか斬るとか
大丈夫です、まだ助かります」
「君は優しいんだね、でも遅い
ほら、もう転生が始まってる」
「あぁ… それはなんですか 手足が段々と黒くなってきて… 」
「知らないのかい? それは悪い事をしたね
この世界は現世で命を無くした物が集まる場所
いつかまた生まれ変わりがやってくる その時を待つ場所
願いを叶える為には強い想いが必要なんだよ、私のようにキズつき想いが弱くなった者、最初から強い想いを持っていない者は… アレになる
君も今までに倒してきただろう?」
「もしかして、わたしが倒してきた黒い塊みたい物は… 現世では命あったもの…
なんて、酷い事をわたしはしてきたの」
「酷い事なんてないよ、限られた命を有効に使う為には、生きたいと願う思いが強い者に与えられるべきだから
きみも生きていたいから剣を握ってるんだろう?」
「わたしは、わたしは… 自分で死を選んだなんてこの人達の前でなんて言えないよ」
「さあ、そろそろ意識も無くなってきた
私のポイントも役にたてるといいなぁ…
ゴァァルァ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんな…さ…い 」
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