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「サロメ!」
「ア、アラン…
あのね、今そこで人が黒いのになって襲ってきたから
わたしね…」
「分かってる、もう何も言わなくていい
いままで説明して無かった俺の責任だ サロメには知って欲しく無かったんだ、
人の命は他人の命によって生かせれているという事を
でも、もういいサロメ飛ぶぞ!」
「分かんないよ、飛ぶって何?」
「バカ、現世に帰るんだよ」
「なんで、まだわたしポイント0のまんまなんだよ?
それに、アラン何それ… 片腕ないよ… 右目だって…」
「俺のポイントでお前を飛ばす
この腕か? 少し無理してデカいのヤった時に喰われちまってよ、片腕あれば上等よ」
「いやだよ、2人分のポイントが貯まるまで一緒にいようよ
わたしも頑張るから、ねぇ」
「それがダメなんだよ、時間がないんだ
お前のポイントが増えないのが不思議で調べてみたら 現世で瀕死状態または仮死状態の者らしい
本当に死んだ時に俺がお前のそばに居てやれるか分からない、それに心が弱いお前なら直ぐに諦めて黒い物になっちまうだろ
だから、現世のお前が死ぬ前にポイントを全て使って俺の想いを実現させる」
「アラン…」
「もう、無茶はしないでくれよ
お前の頬ずり案外気持ち良かったんだぜ
」
「わたし待ってる! ずっと待ってるよ あなたが帰ってくるのを」
「あぁ、戻るとも必ず
約束しよう、三カ月後には必ず戻る
だから、三カ月は泣かないでいてくれないか?」
「うん…」
そして私は光に包まれた
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