浩との出逢い

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「もしもし、藤本さんの携帯ですか?私、お昼間に名刺を頂いた奥田真由と申しますが…」 すごくドキドキし、手に汗がすごかった。 「君の名前真由チャンって言うんだ。昼間はびっくりさせてゴメンね!」 浩は嬉しかった。 この時既に真由に一目惚れしていた浩は、どうやってこの距離を縮めようかと真由の顔を見ながらいつも考えていた。 そんな時に会社で短期のアルバイトを探してて、人員を急いでいた。浩は真由に近づくチャンスと思い今回の行動に出た。 「電話ありがとう。びっくりさせてゴメンね!実は、仕事で急にアルバイトが必要になってねぇ。期間は来週から2日間。よかったら引き受けてもらえないかな?」 真由はびっくりした。言われた日はちょうどバイトも無く予定も入っていなかったので、引き受ける事にした。 それからは打ち合わせと言う名目で、短期バイトが終わってからも打ち上げとか、お礼と言い真由に怪しまれないように食事に誘っていた。 浩は内心『嫌われてないだろうか』などビクビクしていた。
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