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私は指輪をそっと撫でた。
「それよりもさ、写メ撮ろう!今日先生に送りたいの。」
私は携帯を取り出して千尋の隣に座り直した。
三人が入ったところでシャッターを切る。
寂しくなんかない。お互い、あの日の約束を守るため日々頑張っている。
先生、私は先生以外ありえない。
だから、先生。
戻ってきた時には、また、優しく笑いかけてほしい。
優しく抱きしめてほしい。
シャッター音が真夏の光を浴びて私の心に響いていった。
*end*
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