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大学病院ってこんなに大きかったっけ!?
なんか想像を超えてるよ…。
私達の前に堂々と建っている大学病院。
その迫力に思わずつばを飲み込んだ。
「が、頑張らなきゃね!」
千尋は作り笑顔をして言った。
私達がバス停から歩き始めた時、病院から走って来る男の人がいた。
その人は私達の方向に走ってくる。
男の人は携帯を耳に押し当て誰かと話しているようだった。
「おい!優、また弁当忘れたのか?俺が買ってくるからお前は仕事に集中しろ!」
あの人明らかに困ってるよね…。
男の人は一瞬で私達の横を通り過ぎた。
どこに行くのかと目で追っていると、その人は近くのコンビニに入っていった。
「さっきの人かっこよくなかった!?」
「えっ?」
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