クズはクズのために

4/28
前へ
/223ページ
次へ
それが昨日の話だ そして今日の夜は、みなさんお待ちかね…俺のチーム「九圖會」の集会だ 「あー!楽しみだぉ!!妄想しただけで興奮してきた!」 ジワジワと皮膚が焼けるような熱さに我慢して、太陽に照らされたアスファルトの歩道を歩く 学校に向かって あ? 補習だよ馬鹿野郎 「崇ちゃん!」 後ろから声をかけられて振り向くと、同級生のウッチーがいた 「ぉ!!お前も補習だったっけか?」 「まぁね。崇ちゃん、暴走族もいいけど…勉強も頑張ろうね。留年したらどうするの?」 こいつ…俺のこと心配してくれてんのか? 「あ?特に考えてねぇな。どうすればいいと思う?俺が留年したら寂しいだろ?」 「死ねばいいと思うよ」 ああん!ぎんもぢいいぃぃぃ!!
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加