クズはクズのために

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そんなこんなで学校に到着した 「ウッチーさ、お前もチーム入れよ?」 「え?嫌だよ。俺は走り屋だから…喧嘩弱いしチキンだしクズだし頭悪いしキモいし崇敏嫌いだしチキンタツタ食べたいと思ってみたいよ?そりゃ一回ぐらい思ってみたいんだけどどーしてもすき家の牛丼っていうフレーズが頭から離れないんだよ?でも、俺は暴走族じゃないんだ」 「なるほど、お前の意向はわかった…だけどな、俺たちは確かに暴走族で喧嘩もするさ。俺はイケメンだし喧嘩強いしバイク買ったし度胸あるしある程度有名だし俺もお前のことそんな好きじゃ無いしチキンタツタ食べたことあるぜ?そりゃ何回もあるさ。だけどどーしてもドンキ・ホーテェ!!のフレーズが頭から離れないんだよ?」 こいつはいつもそうだった 本当にバイク好きなだけで… そうだよな。こいつには血は似合わない 「わかった…じゃぁ、せめて一緒に走ろうぜ?ブロウ」 「崇ちゃん…ありがとう。 そうだね!走ろうか!このクズ野郎」 「ぎんもぢいぃぃい!!!!」
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