~第2話~

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昼休みになり、お弁当を桜井さんと一緒に食べることになったので、二人で中庭のベンチに座った。 「桜井さん…わたしといて楽しい??」 ずっと思っていたことを口にする。 「やっと喋ってくれたぁ。楽しいとか楽しくないとか関係ないよ。あたしは友達になりたいだけ。っていうか、桜井さんじゃなくて美波でいいから!」 満面の笑みを浮かべてとても嬉しそうだ。 こんないい人どこにもいないと思う。 でも、やっぱり決心がつかないのは昔のことを思い出してしまうからなのかもしれない。 。
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