~第2話~

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すべてを話し終わったとき、心がスーッと軽くなったような感覚がした。 それと同時に不安な気持ちが沸いて来る。 美波はどう思ったのかな…。 この話を聞いてもわたしと友達になりたいと思ってくれるだろうか…。 なかなか喋らない美波に、不安はますます募る。 「あ…こんなわたしだからその…友達にならないほうが…「友達になって!」」 言い終わる前に美波が叫ぶ。 「え?」 「今の話聞いてもっと友達になりたいと思ったの。あたしと一緒に過ごして友達っていいものだってことに気づいて欲しい。…あたしと友達になってくれる?」 しばらくの沈黙の後 「もちろん!!」 。
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