~第2話~

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教室を出て30分ほどが経った。 わたしはまだ廊下を歩いている。 実験室なんて滅多に行かないし、わたしは完全に迷っていた。 「あれ…ここさっきも通ったような…。」 同じところをグルグル回って、いい加減疲れてきた。 少し休もうと壁にもたれかかる。 「あかね…?」 不意に声をかけられ、ビクッと体が震える。 「幸にぃ…。なにしてるの?」 「ああ。俺は生徒会の仕事があって、ここ最近放課後もずっと生徒会室にいるんだ。それより、こんな時間までなにやってんだよ。」 。
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