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いつもならここで 「あかねがそう言うなら…」で終わるはずだけど今回はそうじゃない。
じーっとわたしの目を見つめると、両手でわたしの肩を掴み、真剣な眼差しでこう言った。
『お前、いつかきっと後悔するぞ。』
幸兄は肩を掴んだまま離そうとしない。
後悔…?
そんなものわたしはしないよ。
わたしは友達を作らずに生きていくって決めたんだから…。
友達なんて…。
泣きたくなんてないのに涙が出てきそうになって俯く。
「あかね…俺は…。」
幸兄が何かを言おうとした時---。
「お取り込み中申し訳ないけど、もうすぐ授業始まりますよ。」
。
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