第一章

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精霊といえば見えない物体であることは想像できるだろうか。 霊であるわけだから見えないのは当然であるわけだが、約200年程前にそんな見えない物体と我々人類は協定を結び共存し合うことを約束した。 何故、そのようなことができたのかというと、精霊は自在に憑くことができ、そのおかげで精霊という意思だけの見えないものが居たことが判明。 その後、まざまざと精霊の持つ能力を見せつけられた人間は、このまま野放しにするのは危険であると判断して協定を結ぶことになったのだ。 そして無事その協定を結び終えて今に至る。 いまや、全ての人間が精霊と契約し(加護されているという)、その力を正しく使うために小中高と学校に通い学んでいる。 この学校もそれに例外は無く、透もその一員として精霊の事を学んでいくことになるのだ。
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