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「どうだった?」
そう言って、エドが話しかけてきた。
どうやら、私が「ユタ」という人物に思いを巡らせているとクラスメイトは席を立ちパートナーに会いに行っている。クラス内にパートナーがいた奴は喜びあっている。
「片方8個が2つで16個だ。」
「いや、お前何言ってんの?」
「何でもない。相手が分からないんだ。お前これが誰だか分かるか?」
フィリアはユタと書かれた選択の紙を手渡した。エドはその紙を見ると目を見開いた。
エドが驚くとは余程の人物と推察できる。フィリア自身この名前にはどこかで聞き覚えがあった。
「あぁ、知ってる。着いてこいよ。」
エドはフィリアの手を引き教室から連れ出した。基本的に人に触れられるのを嫌う自分だが触んなとは言えなかった。友達ですもの。
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