歌詞?

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野良犬が雨の中に 作詞 益虫 雷蝶 作曲 「子犬だぁ 待っててね お母さんに連れていって いいか聞いてくるからね」 通りすぎるの 自転車 大人になりかけ 女学生 大人と同じに 通りすぎる ただの段ボールだから 雨の日子供は家の中 打ちつける雨 忘れられ 大人になれるの 吠えないし 遊ばない 飼われるまでは ただのきらめく雨だから 突き刺さらないし ただ包むだけだから 待っているのか なにも出来ないだけか 誰もみていなくて わからないから 段ボールは 形すらもうなくて 吠えないし 騒がないし 動かないし ただ見ているだけ 遮られていない 素通りの人を はじける雨跳ねの音は 待っているだけの 作業の音にはぴったりで 希望への暇潰しが 遊びになった時に 音楽は終わって 夕暮れの日 カラカラカラカラ… 「……生きてて楽しかった?」
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