気付け、それじゃない

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休日、 せっかくだから友達とデパートに来た 自「次、靴見に行かね? これ去年から 使ってるから ほら、もうボロボロw」 友「どんだけその靴に思い入れあるんだ よw いいよ、俺も買いたかったから」 自「CBAマートって、この階だっけ?」 友「あそこ見て」 自「あぁ、あれか」 通路の突き当たりに大きく ☆CBA☆ と書かれた看板を見つけた 友「いや、それもだけど…」 友が言ってるのはどうやら 店の事ではないらしい 視点を追って 隣の洋服屋を見てみる 自「…」 A 「…」 人物A(♂)が服の隙間から こちらの様子を伺っている…! 自「何あれ…?」 友「ストーカー?」 自「同性をストーカーなんて するか…?」 とりあえずAに 何気なく接近してみる A 「あっ…えぇと…www」 目が合うと見つかった気まずさからか 苦笑いを浮かべながら逃げた そうそう偏見を持たない 自信がある自分も、こればっかりは 正直気色悪いと感じた って言うかあれで本当に 隠れてたつもりだったのか…? 自「なんだありゃ」 友「お前にもモテ期がきて嬉しいよ」 自「ふざけんな、俺にはもう生涯の 愛を誓った相手がいる。今も暗い 液晶の奥で俺の帰りをまってるんだ」 友 (友よ… 自「ま、いいや もう面倒くさいから靴見よ」 友「せやな」 ~品定め~ 友「決めた? 俺はもう買った」 自「うん、これ買お」 店員「ありゃした~」 友「そろそろ帰るか」 自「そうだねー、あれ? バックここ 置いて無かったっけ…?」 友「え…?俺ここ来てないから… わかんねーな…」 ふと階段の方を見ると さっきのAがいた こっちまで幸せになるくらい 嬉しそうな顔で俺のバックを片手に 逃走しているAが 自「ちょ、おまっ! 俺のバック狙ってた のか! 逃がすかーっ!」 あとの事はよく覚えてない 気付いたら布団の上に居た バックは…ある でもさっき買った靴が無いな… まぁいいや、眠いし もう少しねよ…zzZ
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