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・「どうしたの?」
僕「え?」
・「疲れてるの?」
僕「うん、少しね」
・「君は今何歳?」
僕「確か16だったかな」
・「僕も16の時は色々とあったなぁ」
僕「ふーん」
僕「ねえ、そろそろ聞いていい?」
・「なんだい?」
僕「君は誰なの?」
・「僕かい?
君を観察する者と言っておこうかな」
僕「…」
・「警戒してるね」
僕「観察をしますって言われて
いい気分にはならないよ」
・「そりゃそうだ」
・「辛い時 苦しくて仕方ない時は
自分を休ませる事も必要なんだよ
他の事をほったらかしに
することになってもね」
僕「本当に誰だよ君」
・「無理をして我慢し続けると
自分を見失うんだ
自分がわからなくなったら
生きた心地がしないよ」
僕「…」
・「自分に正直にね
自分自身を認めてあげるんだよ」
僕「おせっかい」
・「そうだね
僕はおせっかいな観察者だよ」
・「君は夢を持ってるかい?」
僕「何も考えてない」
僕「…」
僕「観察者、なんか面白そうだなぁ」
・「ふふっ」
僕「なんだよ」
・「いや、やっぱりなって」
僕「やっぱり?」
・「立派な観察者になりなよ
特別に僕を目指す事を許 してあげよう」
僕「観察に立派も何もないでしょ
それに僕はおせっかいには
なりたくない」
・「君らしいね」
僕「今日初めて会うくせに」
・「僕は君の観察者だって言ったでしょ?」
時が違っても君をいつでも
見てるんだよ」
僕「気持ち悪い
もう言ってる事訳わかんないし
明日も学校だからもう寝るよ
バイバイ」
・「そうだったね、おやすみ」
ジリリリリリ バンッ! …
僕「朝か
あれ、定期券どこだ(汗)
僕「昨日変な夢見たな
夢だったっけ…?
学校行かないと
なんか凄く体が重い
あぁ、 遅刻すると
また立たされるだろうな
…
今日位は休もうかな
明日体調バッチリで行こう」
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