始まりはいつも突然に

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さっきよりも近くから聞こえたな… なんだ? と思っている間にまた鳴った。 どんどん近づいてきてるような… ズズズーン! 「グオォォォ!」 「…………」 ………なんかね、地鳴りに紛れて獣の咆哮みたいなのが聞こえたからそっち見たのね?  目測でも、裕に2メートルを超える巨躯ッッ! 青黒いその肌はッッ! ヤスリの様にざらざらしているッッ! 身に纏うは、しなやかで無駄のない筋肉ッッ! 虎模様のパンツッッ! そして頭にはッッ! 彼らの誇り! 立派に輝く白い一本ヅノッッ! どうみても青鬼ですね。 それがこちらを睨んでる訳ですよ。 もうね、「なんもいえねぇー!」ですよ。 誰か今の状況を説明して下さい。
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