1人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「あ、チィーッス!」
とりあえず、初対面の人には挨拶をしなさい、って学校で習ったから、にこやかに挨拶をしてみました。
すでに僕のCheapな脳はこの状況の理解を諦めていたんです。
そしたら、青鬼は挨拶も返さずに、こともあろうか坤身の右ストレートを繰り出してきやがりました。
「あっぶねぇぇ!」
僕は、そりゃもう必死で飛びのいて避けたんですが、見ると青鬼の拳がアスファルトの地面に減り込んでるわけですよ。
僕が目をパチクリさせていると、地面から手を引き抜きながら青鬼が喋りだしました。
「フン、ちょこまかと。
諦めろ。お前は死ぬ。これは逃れられぬ運命だ。
だが、俺は優しいからな。安心しろ。一瞬だ。」
最初のコメントを投稿しよう!