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―クスクス・・・・夜天君!―
楽しそうに僕の名前を呼びながら笑う彼女の声
―夜天君の意地悪!―
金糸のように輝く長い髪を揺らして、そっぽを向く彼女
―ッ・・・・ヒック・・・・・・ゥ、やて・・・ん・・・・く、ヒック・・・・ん―
瞳一杯に雫-ナミダ-を溜めて僕を見上げる彼女
泣かないでよ・・・
僕が見たいのはそんな顔じゃない
笑うのはアンタの得意分野でしょ?
お願いだから――
泣いてるアイツを僕の腕の中に閉じ込めたくて僕は手を伸ばした
††:†繋ぐ空†:††
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