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ムキになって言い返してくる月野に、思わず僕の顔に悪戯な笑みが浮かぶ。
「・・・・この前、雷の音聞いてビクビクしながら怖くないって言い張ってんのにさ。近くに雷落ちて僕に泣きついたの・・・・誰だっけ?」
『ウッ・・・・・・;;』
「アレの何処が素直なの?」
『ウゥ~;・・・・・・夜天君、楽しんでるでしょっ!!』
うさぎの反応にクックッと喉を鳴らして笑う夜天。
「かなり、ね」
『ムゥ~・・・・こんな時まで意地悪しなくてもいいじゃない』
少し不貞腐れたようなうさぎの声。きっと、電話の向こうで頬を膨らませている事だろう。
容易にその姿が想像出来て、夜天は思わず笑みをもらす。
『何よ・・・・・・笑いたいなら笑えばいいでしょ!!!』
「クックッ・・・・・・ごめん、ごめん」
『・・・・全然、謝られてる気がしないんですけど;』
「だって・・・・・・ねぇ?」
『やっぱり謝ってないじゃない!!;』
本当、月野は面白くて仕方ない
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