繋ぐ空・後編

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ムキになって言い返してくる月野に、思わず僕の顔に悪戯な笑みが浮かぶ。 「・・・・この前、雷の音聞いてビクビクしながら怖くないって言い張ってんのにさ。近くに雷落ちて僕に泣きついたの・・・・誰だっけ?」 『ウッ・・・・・・;;』 「アレの何処が素直なの?」 『ウゥ~;・・・・・・夜天君、楽しんでるでしょっ!!』 うさぎの反応にクックッと喉を鳴らして笑う夜天。 「かなり、ね」 『ムゥ~・・・・こんな時まで意地悪しなくてもいいじゃない』 少し不貞腐れたようなうさぎの声。きっと、電話の向こうで頬を膨らませている事だろう。 容易にその姿が想像出来て、夜天は思わず笑みをもらす。 『何よ・・・・・・笑いたいなら笑えばいいでしょ!!!』 「クックッ・・・・・・ごめん、ごめん」 『・・・・全然、謝られてる気がしないんですけど;』 「だって・・・・・・ねぇ?」 『やっぱり謝ってないじゃない!!;』 本当、月野は面白くて仕方ない
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