8話 KKKの力

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ーーー桜難高校、校舎2ーーー 現在の戦況は桜難の圧倒的な力により、KKKの半分は壊滅していた これを重く見たKKK頭の班目は 班目 「なかなかやるな桜難・・・」 桜難の校舎2に変装して忍び込んでいた よく見ると三人ぐらい引き連れている 班目 「協力して貰わなければいけないヤツが居るんだ」 班目は三人にそう言い聞かせた すると ガラッ 誰も使っていない教室のドアが鈍く開いた 金田 「よう!班目」 彼の名は金田正彦(かなだまさひこ) 桜難所属の三年生だ 班目とは中学校からの付き合いで、たまにつるんでいる 班目 「今の状況は分かってるだろ?金田」 金田 「あぁ勿論。桜難の勝利は間違いないだろうな」 班目 「このままだとな・・・。だが、状況打開のために一つ助けてくれ!!」 班目は頭を下げた 金田は何と言ってもある派閥の頭である。その名もブレーキT 桜難じゃあそこそこ実力があり、もし違う奴等に力を貸せば勿論桜難には居られなくなるし、そもそもこの街から出ていくことになるかもしれないのだ 金田 「少し考えさせてくれ」 金田は頭として面子を保つのか、仲間を助けて桜難を去るのか決断を迫られた
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