黒猫

3/7
前へ
/9ページ
次へ
「アイ、今日は起きるのが遅かったな」 「ごめん、なんか変な夢見ちゃってさ」 私に真っ先に声をかけてきたのが この派閥のリーダーともいえる存在の シュウ。彼が1番年上。 「ご飯、今日はいつもより少ないの。  ごめんね、アイちゃん」 こいつは、チイ。 1番年下でみんなから可愛がられている。 「今日のご飯めぇっちゃうまそうやん♪」 関西弁でチャラ男でキモい。 チカラ。 そして最後が 「……」 無口な奴。ハク。 全員で6人。 小さな小さな派閥。黒猫派の6人。 全員の体には黒猫の墨が入っている。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加