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2ヶ月前までは、
家族4人で暮らしていた。
喧嘩はするが仲の良い家族。
明るくて、いつも元気だった母。
「伊吹 優子」
怒るとかなり怖いけど、なんだかんだ優しい父。
「伊吹 雅弘」
なんだかんだ私、家族想いの兄。
「伊吹 大樹」
その中の一人娘として生を受けた私。
「伊吹 莉緒」
でも、そんな当たり前の日々は続かない。
いつかは『死』がくる。
それは人それぞれ違って、私の母は少し早かった。
いつものように仕事へ行き。
いつものように私達家族にご飯を作ってくれて。
いつものようにお酒を飲んでは、リビングで寝ていた。
なにかあるとすぐ助けて、支えてくれた人。
なんでも同じ立場になって考えて、行動してくれた人 。
母でもあり、友達でもあった人。
そんな母は突然まっきのガンになったんだ。
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