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鏡「僕は、ただこの学校に通いたい為に来ただけなのだよ。貴様のモノになど興味はない。」
蓮「おや?やっと正体を晒しましたか。……では、逆に何故ここにした?」
互いに腹を割っての話し合いは、どうやら相手も賛成のようだ。
鏡「たまたまここだっただけなのだよ。…それとも、何か?貴様の唯一の弱点である織田怜夜をこの僕が奪いにきたとでも思っていたのか?……とんだ勘違いなのだよ。」
蓮「……なんの…ことだ?」
鏡「とぼけても無駄なのだよ。……しかし、残念なのだよ。貴様程の男が、まさか1人の男に恋をするなど…しかも叶わないと知っていながら。」
蓮「………」
鏡「貴様は……怜夜が好きか?」
蓮「………ああ…」
鏡「……本気で惚れているのなら、僕は貴様を………手伝うが?」
蓮「…はっ!?……一体何を言い出すかと思えば…アレクサンドリア…貴方は私を嘗めているのか?」
鏡「僕はそっちの名前で呼ばれるのは好きではないのだよ………これは、交渉不成立と受け取っても構わないのか?」
御門院は僕を疑り深い目でこちらを見つめる。
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