2、腐男子、尊敬される。

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どうやら今、僕らの教室にたどり着いたらしく足を止めた真羅。 鷹「おい、鏡弥。俺が入れと言ったら入って来いよ?」 鏡「わかりました。しかし、真羅先生に呼び捨てにされるのは非常に鳥肌が立ちます。虫酸ダッシュなのだよ。」 鷹「だが、やめねぇ」 ――ガラッ!!バタン!! 速攻で中に入ったのだよ。 名前を呼び捨てにされるのは気持ち悪いのだよ。 シンメトリーを汚された時のように虫酸が走る。 そう思っていると、中から… 『キャー!!』 『先生抱いてー!!』 などの王道なチワワの悲鳴が聞こえる。 これぞまさに王道… 僕はこれを求めていたのだよ。 鷹『えー、転校生を紹介する。鏡弥!!入ってこい!』 だから呼び捨てにするなと…まぁいいのだよ。 後で痛い目に遭ってもらおう。 ――ガラッ 僕は教室のドアを開け、教卓に近づいた。 鷹「近衛鏡弥だ。みんな、よろしくしてやってくれ」 鏡「初めまして皆さん。近衛鏡弥です。」 ニッコリ良い笑顔。 営業スマイルなのだよ。
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