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どうやら今、僕らの教室にたどり着いたらしく足を止めた真羅。
鷹「おい、鏡弥。俺が入れと言ったら入って来いよ?」
鏡「わかりました。しかし、真羅先生に呼び捨てにされるのは非常に鳥肌が立ちます。虫酸ダッシュなのだよ。」
鷹「だが、やめねぇ」
――ガラッ!!バタン!!
速攻で中に入ったのだよ。
名前を呼び捨てにされるのは気持ち悪いのだよ。
シンメトリーを汚された時のように虫酸が走る。
そう思っていると、中から…
『キャー!!』
『先生抱いてー!!』
などの王道なチワワの悲鳴が聞こえる。
これぞまさに王道…
僕はこれを求めていたのだよ。
鷹『えー、転校生を紹介する。鏡弥!!入ってこい!』
だから呼び捨てにするなと…まぁいいのだよ。
後で痛い目に遭ってもらおう。
――ガラッ
僕は教室のドアを開け、教卓に近づいた。
鷹「近衛鏡弥だ。みんな、よろしくしてやってくれ」
鏡「初めまして皆さん。近衛鏡弥です。」
ニッコリ良い笑顔。
営業スマイルなのだよ。
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