腐男子日記

２、腐男子、尊敬される。

――きゃぁぁぁぁぁあryザシュッ……

不意打ちで鼓膜が破れるかとおもったのだよ。

突然、食堂中に悲鳴が響いたので僕は驚いてつい悲鳴の原因に向かってシルバーを投げてしまった。

呉｢……………;｣

マ｢……………;｣

｢｢｢｢……………｣｣｣｣

まぁ、シルバーが人ごみを切り裂いて(誰にも当たってないが)目標の頬を掠めた為、一斉に悲鳴は消えたがな。

…と、いうか…あれは…

呉｢……鏡弥って、地味に王道辿ってるよな……;｣

鏡｢言うな。呉羽。腐男子受けにさせるぞ｣

呉｢いや、だって………;｣

先ほどの悲鳴の原因。
それは、言わずもがな生徒会御一行様だったのだよ。

というか、何故生徒会がここにいるのだよ。

side 生徒会長 緑丘 喜平

俺だ。

分からない奴は｢チャラ男日記｣を読んでくれ。

副会長の美鶴祁娑那が面白い奴が転校して来たと言っていたので、俺は怜夜に振られて落ち込んでいた気分を晴らすついでに食堂に来た。

……扉を開けたら瞬間にシルバーが俺の頬を掠めたがな…