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妹が後継ぎになった事で、僕のパーフェクトな自由腐ライフが始まるかと思いきや…
『おにぃちゃんはねぇ…茅(カヤ)と結婚してぇ…ずぅっと…一緒なのぉ…』
…と、超ブラコンに育ってしまった妹に襲われるようになり、必死で勉強して大学を出て、日本であるこの高校に来たのだ。
…まぁ、王道高校と言うのもあったのだが。
けど、重役から降りても僕は自身で今まで築き上げてきた財産と地位は世界トップレベルで五本の指に入る。
だからカイは心配しているのだが…
しかし、本当は僕が日本に来る事になった時点でカイはお役ごめんになったはずだったのだが。
僕が荷物を纏めて空港に着いた時にはカイは自分の荷物を纏めて、わざわざ母さんに辞表まで出して僕と共に日本にまでついてきたのである。
それほどまで僕と離れたくなかったカイが、僕がこの高校の寮に入ると聞いて泣かない訳がなかった。
鏡「カイ?お前には、僕の留守を任せます。僕も学校で頑張りますので、カイも頑張って下さいね?」
カ「…っ…はい…すみません。取り乱して…」
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