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「この屋敷では僕の世界。
僕の世界は僕とアカリ。
二人だけで良いんだよ。」
メグリは胸に顔を埋め
そぅ静か呟く。
「あの醜く歪んだ奴等も
みんなみんな要らない。
ここには僕と君だけ…」
まるで子供の様に
弱く甘えた声で言を溢す。
アカリは優しく微笑み
あやすようにメグリの頭を包み撫でる。
「はい、メグリ様が
世界をそぅ変えて下さいました
私や貴女を虐める
悪い人達はみんな消して下さいました。」
「僕も歪んでしまった。
奴等のせいで…こんな醜く…」
「メグリ様…違います。
貴女は醜くなんかありません。
私は貴女に愛されて
とても幸せなのですから…」
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