火に入る騎士

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その後残された俺たちは 落ち着いた生活を おくれたが それも一時だけ。 俺の両親は死んだ。 父さんも母さんも 自ら命を手放した。 大事に育ててきた我が子を 奪われ気が病んでしまった。 残された俺もそのうち また同じ様に奪われて終うのではないかと 一層心が闇に捕らわれ そして…… 一家無理心中。 大事な子供達を失ったら 生きてる意味も失せてしまう。 己の命より大事な我が子が 醜悪な連中に捕まる位なら いっそのこと一緒に命を絶とうと決意した結果だった。
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