黒白の薔薇

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「っ!…ぅッ…」 メグリはアカリの膨らみに 爪を立て押し掴んだ。 爪と白い肌の間から 赤い雫が滲んでくる。 「この一滴の血でさえも 僕の為にあるんだ。 解るかい?」 指で雫を伸ばし クスクスと笑い眺める。 「君は僕の為に産まれてきた それ以上、以下でも他にもない僕だけの為にね。」 「はぁ…はぃ、そうです…」 頬を紅く染め 息を乱しながら ゆっくりとそう答える。 メグリは満足そうに笑み 赤い雫を舐めとる。
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