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「ではヒントをあげましょう」
岡村は机を覗き込むのに前屈みにした腰を伸ばすと人差し指を立てた
「龍ヶ崎歴史民俗資料館に行ってみては如何ですか?」
「文化会館の前にある?」
「そうです、まず龍ヶ崎の伝説を調べる前に、龍ヶ崎の名前の由来から調べては如何です?」
岡村の言葉に明菜が再び立ち上がった
「それだっ!」
「そういや、小さいころは単純に龍ヶ崎って竜のイメージがあってかっこいいって思っただけだったな…」
「兄君らしいねっ」
「確かに、未来の考えそうなことだな」
「義明、それを言ったら未来が可哀想だよ」
「おいッ 彰お前ッ さり気無くひでぇぞ!」
「「あはははっ!!」」
…………。
………。
……。
「では皆さんテーマが出そろいましたね」
各グループから提出された企画書に軽く目を通した岡村は、生徒たちを席に着かせた
「では夏休みの宿題の一つとしてグループ学習をしてもらいますが、くれぐれも怪我や事故等に気を付けてくださいね」
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