―始―

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「龍ヶ崎の歴史か?」 不意に未来が話すがすぐさま棗がそれを遮った 「でもそれじゃほかのグループと重なるんじゃないかな?」 「じゃぁ、歴史は歴史でももっとこう、違う黒歴史みたいなものでも調べたらどうだ?」 「義明、なんだよそれ?」 「いいか未来、なんだって聞かれてもそんなもんは俺も知らん」 「はぁ?」 そんなやり取りを見ていた彰が口を開いた 「…黒歴史かどうかはわからないけど…さっき明菜が言ってた撞舞のお面に関してなら…わかるかも…」 あまり自分から積極的には話をし出す方ではない彰が珍しく話し出す 「何?何?」 明菜はそれに対して興味津々の様子で机から身を乗り出す
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