―始―

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「何か思いついたのかな?」 棗が面白いことを期待するように微笑んでいた 「また明菜の考えることだからろくでもないんだろ?」 「確かにな、あんま期待しない方がいいな義明」 「これから話そうっていうのに興ざめするようなこと言わないっ!」 勢いよく振り上げた手をその勢いのまま机に振り下ろす バンッ! と小気味のいい音を響かせると、明菜はニヤリと笑った 「龍ヶ崎の伝説の探る探検にしようじゃないかッ」 「わぁっ 面白そうだねぇ」 棗はケラケラと笑いながらパチパチと手を叩く 「…メンドクセ…」
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