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「ふ。別に我は構わんぞ。主達がお互いに暴れたいのなら…」
そこにまるで凶器を首もとに突き付けられたような、威圧感と恐怖を感じさせながら彼らがいう主は本人だけは本当に楽しそうに告げた。
「主人殿…」
「邪神様…」
二人はお互い冷や汗をかきながら主を見た。
「なんだやらんのか?つまらんな。…それにしても、我だけ名前がないというのも不便なものだな」
主は首をひねりながら、数秒いい事を思いついたとばかりに二人を見て呟いた。
「お主等で我が名を考えよ」
「お、畏れながら我々が容易く決めて良いものなのでしょうか?」
ヴォルジャッジが畏まりながら尋ねる。
「よい」
それに対し主は当然とばかりに答えた。
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